肩こり

首すじ、首の付け根から肩、または背中にかけて張り、凝り、痛みなどの症状を呈します。

原因と症状

パソコンなどの長時間の坐位、前かがみや、猫背の人、なで肩、ストレス、などが原因となります。

症状としては、上記の通りですが、時として頭痛、吐き気を伴うことがあります。

四十肩・五十肩

「四十肩・五十肩」と「肩こり」は、同じ肩周辺に起こる症状ですが、肩こりの多くが 首のつけ根の筋肉疲労や、筋肉の血行不良によって引き起こされるる症状に対し、四十肩・五十肩は、肩の関節、関節周囲の靱帯・筋・腱・関節包などの周囲の炎症が原因で起こる疾患です。

原因と症状

原因は、はっきりとわかっていませんが、40歳代(中年以降)に多発する事から、老化により関節や周囲組織が炎症・拘縮を起こしてしまうと考えられています。
またその他に、腕を上げた状態で長時間作業したり、野球やスポーツ、仕事によって肩関節(腱など)を酷使することが、症状を引き起こす原因と考えられています。
過去に関節を傷めたことのある人は、いったん、四十肩・五十肩にかかると治りにくい傾向があります。

症状として、腕をねじったり上げ下げすると肩に痛みが起こり、思うように動かせなくなります。洋服を着る、髪を結う、などの動作がしづらくなります。
また夜中になると肩の痛みがひどくなり、痛みのため夜も眠れなくなるなど激しい痛みを感じるのが特徴です。

むちうち症

自動車事故などの追突事故によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状をいいます。
むち打ち症は,正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。

むち打ち症と他の外傷との大きな違いは、自律神経症状を伴う点です。一般的な外傷では、通常自律神経症状は伴うことはありません。

原因と症状

むち打ち症の多くの原因は、交通事故など突発的な追突や、他にスポーツ障害などによるものです。

症状としては、首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などで翌日あたりから現れることも多いです。
従来の頚椎の外傷の概念では説明し難い症状を引き起こし、後遺症を残す場合もあります。